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[jfriends-ml 10902] Re: 課題図書を追 加しました
村山@netgeneです.
> 推薦する理由や内容など、どなたか解説していただけますか?
はい.それは私です.
> 高橋(智)@世話人です。
> 下記の課題図書3冊を追加しました。
> なぜかC++の本も有ります。(^^;
それを言ったら,Eiffel本の方がすごいと思いますが...(^^;
あんな言語知ってる人いないし,表記も設計も実装もJavaとは
まるで関係がありません.f(^^;
#そういえば,GoF本だって言語はC++でしたよね.(^^;
#あれが書かれた頃には,まだJavaはありませんでしたから.
> 書名:オブジェクト指向入門 ASCII SOFTWARE SCIENCE Programming Paradigm
これは「オブジェクト指向」の原典として.
いままでポリモフィズムとか動的束縛とか置き換え可能原則とか,特に
意識せずに使ってきていましたが,それをあらためて正しく理解するのが
目的です.
言語はEiffelではありますが,オブジェクト指向というのは必ずしも
言語には依存しない発想のハズなので,特に問題はないでしょう.
むしろ問題なのは,日本語版は初版なので少々古いことと,内容が
やたら難しい点.
> 書名:Effective C++
Javaの設計を理解するための参考として.
EffectiveC++はC++を使う上で絶対に避けなければならない落とし穴を解説
している部分がほとんどだと思います.
#タイトルは"Effective C++/More Effective C++"とは言うものの,
#その正体は"C++ Pitfalls/More C++ Pitfalls"だと思う.
EffectiveC++で「C++においてはXXXXをしてはいけない」として紹介されている
数々の落とし穴の多くが,そもそもJavaでは必要なかったり,発生しないことが
保証されてたりします.そういう風な設計になっているんですね.「C++の落とし穴
を取り除いて作られたものがJavaだ」というふうなことは,正確ではないにせよ
良く言われることだと思います.
今までは「理由は知らないけど,とにかくJavaではこうなっている」だった
部分が,これを読むことで「どういう理由で,こうなっているのか」という
ことが理解できるようになる,
じゃないかな〜,と思います.